夢を見た。

私と文貴くんが別れる夢。

とってもとっても、哀しい夢。







「俺、しのーか以外に好きな子できたんだ。」




そう言った貴方は、少しの間黙って私を見つめて、




「・・・ごめん。」




呟きながら、背を向けた。

見えなくなっていくのに、足が動かない。

追いかけたくても、あふれ出してくる涙が止まらない。




「やだ・・・、やだよ・・・っ・・ふみき、くん・・・っ・・・」




周りが、真っ暗になっていった。















夢を見た。

俺としのーかが別れる夢。

とってもとっても、寂しい夢。







「私ね、水谷くん以外に、気になる子ができたの。」




申し訳なさそうに、俺を見上げて君は言った。

俺は聞いた。




「・・・誰、なの・・・・・?」




君は、少しだけ俯いて、何も言わずに走り去った。

残された俺は、ただ一人で泣くばかりで。

行ってしまったしのーかを追うこともせずに。




「なんで・・・・・・・・?」




追えば、きっと何かが変わるのに。













私の気も知らずに、朝は容赦なくやってきた。

私の心臓が、いつもより速い。




「(大丈夫、あれは夢だ。)」




自分に言い聞かせながら、家を出る。







俺の気も知らないで、朝は容赦なくやってきた。

俺の足取りは、重い。




「(しのーかぁ・・・・。あー・・・不安になってきた。)」




顔を見たら、泣いてしまいそうだ。










「「・・あ。」」




「お、おはよ・・文貴くん・・。」




「・・お、おはよ、しのーか。」








ドリーム×ドリーム (夢は夢!)








「「あ、あの・・・っ!!」」





「(だ、大丈夫・・・・っ!)」





「(・・・しのーかぁ・・・・・)」













初CP しかもみずちよ。
いや、もう・・・アシさん、ごめんなさい・・・orz

アシさんのHPに素敵な続き漫画があります。(ムフフ     '08.05.18




閉じる