見上げた空は、限りなく広がる、青。


目の前には、犬が走り回る草原。


隣で寝息をたてる君の、透き通るような黒い髪を、優しく撫でる風。


時折、寝返りを打ちながら、気持ち良さそうに眠る君。







無防備だな・・・。

本当にそう思う。





君の頬をつついてみる。

すると君は、少しくすぐったそうに身じろぐ。



君の髪に指を絡ませて遊んでみる。

次は思いっきり寝返りを打って、雑草が散った。





そんなに思いっきり寝返らなくても・・・。

少し、悪戯をしてみたくなった。






君の額に、優しくキスをしてみる。




起きるかな・・・?



「んー・・・」



流石にキスは気づいたか。


少し赤い君の顔を見て想う。








「かわいいよ、世界で一番。」










更に赤くなった君に、優しい優しい口付けを。










------------------------------------------------------------
お相手は想像におまかせします。 

私的には不二とかあたりで。
 '07/10.30 桐夜 凪
------------------------------------------------------------